ほとんどのデジカメに備わっている液晶モニタの格子線表示だが、プレビュー像に対して実線を単純に重ねるだけで、とくに画素数の少ない機種ではプレビュー像の視認性を損なう場合が多くなる。これを改善する目的で、グリッドライン等の半透過表示を実現してほしい。
グリッドだけではなく、面積的に大きいヒストグラム表示なども半透過表示とすると、プレビューとの干渉が少なくなってよいと思われる。
またグリッドラインの色は機種ごとに白・灰色など単色固定であるのが通例だが、プレビュー像に埋没してしまうことが当然ある。
そこで、プレビュー像とラインの合成処理の際にピクセルデータのORをとるのではなくて、XORをとるモードを搭載してほしい。半透過+XORならプレビュー・グリッドライン双方の視認性が確保できると考える。
この程度の処理は簡便なのでどこかがやってくれるだろうと思っていたが、いつまで経ってもそういう製品が出てこないので、提言として記しておくことにする。
(2007.05)
コンパクトデジカメのファインダーというと、内蔵のものはたいがい視野率が80%程度にとどまり、覗く角度のわずかなズレですぐに像がけられるなど、覗き具合も良くない。
コストが厳しいところに下手にズーム対応の節穴を詰め込むくらいなら、ファインダーの視野そのものは撮影範囲より広くなっており、ワイド端/テレ端(その他節目の画角)がブライトフレームとして表示されているようなシンプルな外付け光学ファインダーをアクセサリとして用意するのはどうだろうか。
画角の把握や内蔵に比べ増大する視差の処理はユーザーの脳に任せる。デジカメの場合、実際に写る範囲は即時確認可能なのだから、銀塩コンパクトのように絶対にズーム対応しなければならないというものではないはずだ。
視野角が100%超のファインダーは画角周辺の不要物や動体の状況といったものもフレームと対比しつつ撮影を行えるため、実際に使えればメリットや快適度が大きい。光学ファインダーを見直す流れも作れる可能性がある。
オモチャファインダーを内蔵して価格を吊り上げられるよりは、必要なユーザーがオプションとして購入する形態のほうが受益者負担の原則にも沿っているし、メーカーもファインダー内蔵のために設計の無理をせずとも済むのではないだろうか。
(2007.05)